香りを極める「香道」とは?その作法や道具などを紹介!

https://www.shoyeido.co.jp

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今筆者が一番やってみたい習い事の1つが、

香りの世界をつきつめていく「香道」です。

長い長い歴史の中で脈々と受け継がれる、「お香」の世界。

なんだか雅な感じがしませんか?

きっと結構な癒やし度の高い習い事なのでは??

ということで、今回は「香道」の魅力にせまってみたいと思います。

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香道とは??

日本の伝統的な芸道で、一定の作法のもとに香木を焚き、

立ち上る香りを鑑賞するものである。香あそびということもある。

香木の香りを聞き、鑑賞する聞香(もんこう)と、

香りを聞き分ける遊びである組香(くみこう)の二つが主な要素である。

香道においては香を「聞く」と表現するのが正式

wikipediaより

wikipediaによると、ざっくりと香道を説明するとこういう感じです。

つまり、香りを用いた芸術の1つで、

香りで表現されたモノを鑑賞し、その世界にひたり遊ぶのが目的のようです。

香道の歴史

そもそもお香の歴史はかなーーり古く、

お香が使われ始めたのは、仏教が伝来した頃つまり、飛鳥時代だそうです!!

そして、上記にある香木の香りを聞き、鑑賞する聞香は、

武士の台頭を背景に、1つの香を極めるという精神性がウケ、鎌倉・室町時代に流行り、

香りを聞き分ける一種の競技・遊びである組香は、江戸時代に行われており、

太平の世の中、富裕層の町人にも香文化が浸透し、

香りをより楽しむための作法や香道具が作られていきました。

そんな江戸時代に、香道が確立されたと言われています。

なんとなく「香道」が雅なイメージなのは、

それぞれの時代に合わせてお香が様々な形で変化し、受け入れられてきたからなのかも!

ますます奥が深いですねぇ。

香道「組香」はどんなことをするの?

完全なる素人としては、香道のお作法が気になるところ!

ここではまず組香の流れをご紹介します。

①香木を香包につつむ



まず、香元と呼ばれる主催者が、いくつかの香木を小さく刻んで、

その一片をひとつひとつ香包と呼ばれる包ににつつみます。

一度つつんでしまえば、外見が同じなため、

中身が一体何の香木なのか誰にも見分けがつかなくなります。

②順番に香木を焚き、香りを聞く

複数の香包を香元がよーく交ぜ、任意の順序で1つずつ香炉で焚きます。

その香炉が順に参加者にまわされ、全ての香りを聞きます。

③答え合わせ

そしてどれがどの香だったかを用紙に記入して提出します。

最後に香元が、実際に焚いた順に香の銘を読みあげ、

回答者のメモと比較して参加者それぞれのその日の成績がきまります。

ざっくりとご説明すると、組香はこのように行われています。

基本的には香を聞き、そしてその香を味わい、香をあてて楽しむの、

というのが組香の趣旨になります。

そしてこれを更に味わい深く楽しむために、

季節や名所などさまざまな風情がこの組香に取り込まれています。

香道「聞香」はどんなことをするの?作法は?

次に、もう1つの聞香の流れをご紹介します。

①香を聞く

聞香では、まず出された香炉を左の掌の上にのせます。

そして右の掌で香炉の上をおおうようにして、呼吸を整えつつ、

静かにその香を聞きます。

②順繰りに香りを聞く

聞き終わったら、一礼し、それを次の人にまわします。

このように1つの香炉の香りを順番に全員が聞き、

数種類の香を聞くことになります。

香道はそもそも、香のかおりそのものを楽しむことが大前提ですので、

難しいお作法は二の次、といった考え方が多いようです。

組香は難しい印象ですが、聞香でしたらなんだか始めやすい気がしてきました!

香道のお道具は?

では香道で使うお道具についてご紹介します。

香炉

香炉には2種類あり、聞香炉(もんこうろ)と火取り香炉(ひどりこうろ)があります。

・聞香炉は、香を焚くための香炉。

・火取り香炉は、炭団と呼ばれる燃料のようなものを入れ、持ち運ぶために利用。




香を焚きだす際に使われる道具

いわゆる7つ道具と呼ばれているものになります。

①銀葉挟(ぎんようばさみ)

銀葉と呼ばれる雲母でできた板を扱う時に使う、

特殊な形のピンセットのようなもののことを指します。

ちなみに銀葉は香に直接火が当たらないようにするためのものです。

②香筋(きょうじ)

香木をつかむ際に使用します。

お箸の様な形です。

③香匙(こうさじ)

香木をすくい銀葉の上に載せるときに利用します。

ほそーいスプーンの様な形をしたお道具です。

④鶯(うぐいす)

組香の際、香を焚いた後の香包を刺して止めておく針のようなものです。

⑤羽箒(はぼうき)

羽で作られていて、香炉の中についてしまった灰を掃除する時に使います。

⑥火筋(こじ)

火箸のようなもので、炭団を入れたり、灰に箸目をつける時に使います。

⑦灰押(はいおさえ)

香炉の灰を押して、山形に整える時に使います。



ふーー、なんだか、初めて聞く単語が多くて、少々疲れましたが、

しかしやはり魅力的な「香道」!

大人のたしなみとして、なんだかものすごい良いんじゃないかしら!?

香りを聞きながら道を極めるなんて、ステキやわ〜〜♡


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