不眠気味もしくは不眠症になってしまうと、本当に辛いですよね。なにより次の日がしんどいですもんね。お仕事・家事・子育ての大敵です、不眠は! 私も経験があるので、人事じゃないキーワードです。
実は、不眠と一口に言っても、その原因となっている根本の部分、というのがあるってご存知でしたか? 例えば、ストレスが多すぎたり、心が疲れていたり…。
そこで今回は不眠の原因になっている理由別に、不眠解消に役立つアロマとその方法をご紹介いたします。基本は不眠解消の代名詞「ラベンダー」のアロマを使って、原因別にブレンドしていく、といった方法になりますよ!
ストレス・イライラで眠れない時はこのアロマ
仕事や家庭で溜まったストレスやイライラが収まらない、怒りや不満なことがあると寝付きづらいという方にオススメの精油は、ゼラニウムやカモミール・ローマンです。どちらも鎮静作用がありますよ。
この精油とラベンダーをプラスし、「全身浴」もしくは「半身浴」をして、怒れる心を鎮めてみましょう。ぬるめのお湯に精油を垂らしてゆっくりとお湯につかって、肩を回したり、ゆっくりと香りを楽しむように呼吸すると、少しずつ心がリラックスしてきますよ。
心が疲れてしまって逆に眠れないときにはこのアロマ
例えば、寝付きが悪かったり、睡眠が浅く夢を見ることが多い、悩み事がたくさんある、なんて方はこちらの原因が不眠につながっているかもしれません。
そんな時にオススメなのが、オレンジ・スイートやパチュリです。この2つには心をリラックスさせてくれる作用がありますので、落ち込み気味な心を引き上げてくれますよ。
これらをラベンダーとブレンドして「芳香浴」を試してみましょう。心が疲れる場面になったらサッと芳香浴が出来るように、練り香やハンドクリームにして持ち運べるものを作っておくのも◎
疲労・体力不足による不眠にはこのアロマ
寝るのにも体力を使うとよく言われていますよね。加齢によってこの現象は起こりやすいと想像しやすいと思いますが、実は若くても一時的に身体の疲労が蓄積していたり、体力が落ちていると不眠に繋がってしまうこともあるんです。
例えば、すぐに目が覚めてしまったり、手足がほてって眠れない、なんて方はこの原因に当てはまるかもしれません。
そんな時にオススメのアロマは、クラリセージやフェンネルです。この2つの精油には鎮静作用のほかに、ホルモンの調節作用がありますよ。
これらの精油とラベンダーをブレンドして、まず「全身浴」or「半身浴」をし、マッサージオイルにもしてホルモンのバランスを整えてくれるくるぶし近くの「三陰交」のツボや、気力をUPしてくれる背中の「腎兪」と呼ばれるツボを押してみましょう。
一時的な疲労蓄積や体力不足、加齢による体力不足を和らげて、安眠に繋げてくれますよ。
三陰交のツボは内くるぶしから指4本分くらい上の、写真の赤丸あたりの部分です。
腎兪のツボは、左右の肋骨の一番下を垂直に結んだ線上の、背骨から指2本分位ところにあります。
胃腸の不調による不眠が原因のときはこのアロマ
お腹が張っていたり、喉から胃にかけてつかえる感じがすると、なかなか安眠には繋がりづらいですよね。まずは、暴飲暴食の心当たりがあったらまずはこれを控えましょう! その次にアロマを試してみてくださいね。
こんな時にオススメのアロマは、ペパーミントになります。ペパーミントには消化促進作用あありますので、疲れている胃腸を優しくケアしてくれますよ。
使い方としては、ラベンダーとペパーミントをブレンドして「温湿布」にして、胃のあたりに置いて温めましょう。温湿布にするのが面倒くさいときは、使い捨てカイロ単体を服の上から貼り付けて温めてもOK!
胃のあたりを温めつつ、消化を促進してくれると言われているふくらはぎの外側にある「足三里」のツボを押してみましょう!
足三里のツボは外膝のくぼみから指4本分下にある、ふくらはぎの外側にあるツボです。
以上が、4つの原因別、不眠にアロマを活躍させる方法になります。アロマとともにツボ押しをすることによって、より効果がUPしますよ!
不眠が悪化しないうちに、アロマの力を借りて少しでも良い眠りになるようにしてみましょう♡
※アロマを使う時は必ずパッチテストをしてから!
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