精油といえば、ラベンダーやイランイランなど、外国で採れる様な植物を使っているイメージがありますよね? 精油自体も海外で作られているイメージがあるのでは。
実は日本人って昔から楽しんでいた植物の香りがあって、それらが精油になっているんです! これが「和精油」と呼ばれているもので、近年人気が高まってきていますよ。
この和精油は日本人ならではの素朴で懐かしい香りで、日本国内でも生産されているようです。
今回は、そんな和精油について6種類を詳しく解説していきたいと思います。
ヒノキの効能・効果・香り
ヒノキは日本で古来より建築物に使われてきました。なぜならヒノキには防虫効果や防腐作用があるため、建築物を虫や劣化などから防ぐために良く使われていたのです。
ヒノキの香りは、「森林浴」をしているような心が落ち着く香りが特徴です。ヒノキ風呂の香りですね!
そんなヒノキの効能は
・森林浴の様なリラックス、リフレッシュ作用
・気持ちを落ち着かせ、前向きな気分にしてくれる作用
・血行促進作用があり、冷え性やむくみの改善に役立つ
・ダニなどの虫を防ぐ効果があり、これらによるアレルギー性鼻炎・気管支喘息などの改善に役立つ
・お肌を引きしめる作用がある
青森ヒバの効能・効果・香り
青森ヒバは、その名の通り青森県で主に栽培されている日本固有の針葉樹です。ヒノキとともに昔から建築物に使われてきました。
香りもヒノキに近い香りで、こちらも森林浴気分が味わえる精油になっています。
青森ヒバの効能は
・森林浴の様なリラックス、リフレッシュ作用
・気持ちを落ち着かせ、前向きな気分にしてくれる作用
・ストレスを緩和し、不眠症の改善にも役立つ
・防カビ、防虫、消臭作用がある
・お肌を保湿する作用がある
ハッカの効能・効果・香り
ハッカは皆さんお馴染みの香りですよね。ペパーミントにも似ていますが、和製のハッカに含まれている「メントール」はペパーミントの1.5倍にもなるそうです!
香りもペパーミントに似ており、清涼感のある香りが特徴的です。
ハッカの効能は
・頭をクリアにしてくれる
・イライラやストレスなどの感情を緩和するリラックス&リフレッシュ作用がある
・消化促進作用がある
・鎮痛作用がある
・抗菌作用がある
柚子の効能・効果・香り
古くから柚子湯などとして、その香りを楽しまれていた「柚子」。爽やかでフレッシュな柑橘系の香りはもはや説明不要でしょう!
柚子の効能は
・イライラやストレスなどの感情を緩和するリラックス&リフレッシュ作用がある
・落ち込んだ時に、明るく前向きにな気分にしてくれる
・血行促進作用があり、冷え性の改善に役立つ
・免疫面を強化する作用があり、風邪の予防にも役立つ
・発汗作用と利尿作用があり、むくみの解消に役立つ
・お肌を保湿する作用がある
クロモジの効能・効果・香り
クロモジはその名前は聞いたことない方が多いかもしれませんが、「爪楊枝」の材料になっている意外と身近な植物です。
爽やかな森林の香りの中にほのかに甘みがあるのが、このクロモジの香りの特徴になります。
クロモジの効能は
・鎮静作用があり、リラックスさせる働きがあるほか、不眠の改善にも役立つ
・血行促進作用があり、冷え性の改善に役立つ
・神経痛や関節痛、筋肉痛などの改善に役立つ
・殺菌作用や抗炎症作用があるので、ニキビや湿疹などのお肌のトラブル解消に役立つ
月桃の効能・効果・香り
月桃は沖縄に自生している植物で、沖縄生まれの代表的な精油になります。
月桃はスーッとしたスパイシーな香りの中に甘みがある、といった香りになっています。
月桃の効能は
・鎮静作用があり、ストレスや不安を和らげてくれる
・集中力や記憶力をUPさせてくれる
・鼻炎の治療に使われる「シネオール」という成分が含まれているほか、抗アレルギー作用があるので鼻炎や花粉症の改善に役立つ
・お肌を引き締め、保湿する作用がある
以上が、6つの和精油の特徴・効能になります。嗅いだことのある香りが多いのではないでしょうか?
身近にある香りですと生活の中にも取り入れやすいですよね! 是非参考にしてみてくださいね!
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