今回紹介するパワースポットは沖縄本島南部に位置する「斎場御嶽(せいふぁうたき)」です。
「斎場御嶽」について
「御嶽(うたき)」とは琉球王朝時代の宗教的聖地を差し、この斎場御嶽は琉球神話の創世神「アマキミヨ」が造ったとされる七御嶽の1つとされ、琉球王国最高位の聖域とされてきました。
「斎場御嶽」ではどのようなご利益がいただける?
御嶽内はどこも地熱のようにエネルギーが湧き上がってくるのを感じられますが、特に最も格式の高い拝所がある「三庫理(さんぐーい)」では、岩場を渡る海風とともに強いエネルギーが行き交うのが感じられ、心が浄化されたり直感力が磨かれると言われています。
ただし欲深い心や他人を貶めるような感情を持って御嶽内に立ち入るのは絶対に避けてください。あくまでも謙虚さと感謝の気持ちを忘れず参拝させていただくことが大事です。
「斎場御嶽」にまつわる歴史・伝説
琉球王国時代、沖縄では「ノロ」と呼ばれる女性神官が大きな力を持っていました。斎場御嶽はそのノロたちの頂点である「聞得大君(きこえのおおきみ)」が管理し、また歴代の聞得大君の就任式が行われる場所だったことから琉球王国最高位の聖域として女性しか立ち入りを許されなかったそうです(国王でも御嶽内に入る必要があるときは女装をしなければならなかったとか…)。
聞得大君という存在自体は1944年に消滅しましたが、人々の信仰はその後も絶えることなく続き、2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
「斎場御嶽」へのアクセス・住所
【住所】沖縄県南城市知念字久手堅270−1 |
【交通】那覇空港からは「豊見城・名嘉地」ICから「豊見城東道路」に乗り、「南風原南」ICまで約50分、または「国道331号」で約1時間45分です。 |